絶頂は今

好奇心と探究心。

母親に育児放棄されたけど、一生懸命生きてます!(仮)

 
Yes, way down deep inside I've got a dream!

そう、私の心のずっと深い部分には夢があるんだ!

── 「塔の上のラプンツェル」劇中歌「 I've Got a Dream」より
 


 今月18日には太陽が魚座に、25日には金星も魚座に入り、バリバリの水瓶座モードからは少し抜けたように感じる。
 そんな中、私も魚座的な愛や夢、芸術の美しさで心を満たしたい気持ちが強まってきた。なんてったって私は月星座が魚座なのでね。魚座の感性が一番落ち着くのです。

 本題に入る前に、 これまでアニメ作品をそれなりに多数見てきた私が、魚座期間におすすめのアニメ3選を勝手に紹介するぜ!!!アマプラ、ネトフリ民は是非この機会に〜!!!

⛸「ユーリ!!! on ICE」全12話 ネトフリ アマプラ
言わずもがな。(ひとつ前の記事を参照→名前のない愛 - 絶頂は今)
愛の物語。幸せな気持ちにしかならない。スケートの描写が美しい。曲がどれも良すぎる。

 ✉「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」全13話 ネトフリ
人の感情が理解できない主人公が、手紙の代筆を通して"愛してる"を知っていく物語。京都アニメーション制作なので画がとても美しい。私のお気に入りは6話と10話。

 ♫「この音とまれ!」第1クール13話 第2クール13話 ネトフリ
箏曲部(楽器の琴を演奏する部活)の物語。高校生たちの青春。お琴ってこんなに魅力的で音色が美しいんだ!と知れたアニメ。曲と物語がリンクしていてとても良い。天泣は鳥肌もの。とりあえず先ずは5話まで見てくれ〜(泣)


神奈川県予選大会 「天泣」 (演奏:時瀬高等学校箏曲部)


 近頃の私はこれらの作品を見返しては深夜にホロホロと泣いている。感情が洗われて心がスッキリするのだ。
 22日から全天体が巡行になり、私はというとやりたいこともやらなくてはいけないこともいっぱい山積みで、仕事に行けば自分のキャパ以上の業務に追われ、お家に帰れば自分のやりたいことのイメージが止まらない。全部をこなしたいし成し遂げたいが身体がなかなか追い付かず、睡眠時間を削っているので寝不足が続いている。
 それでも心を満たすことを優先するのは、自分の精神衛生のためだ。前回の全天体巡行期間では心まで忙殺されて疲弊してしまったので、今回は積極的に自分を癒す行動を取っている。最近のお気に入りはカモミールティーとキットカットのカフェラテ味だ。

 本題に入るが、私にはいくつかの夢がある。その内のひとつに、「本を製作したい」という夢がある。小説でも絵本でもエッセイでもブログのコピー本でもその形式はなんでもいいのだが、何か本を出したいと思っている。そしてひとつは自伝となるようなものが書きたい。
 私は昔からずっと自分が生きた証をこの世に残したい、と思ってきた。それは、私の人生を形にして精一杯生きたことを肯定して死にたいからだ。

 もう何度もブログでも書いているので過去の記事を読んでくださった方には十分伝わっているとは思うが、私は自分の出生に対して肯定的に思っていない。
 私が産まれたことそれ自体は本来無くてもよかったことだし、きちんと適切な避妊をしていたり、お互いが子育てに向き合える状況で本人たちが産み育てたいという明確な意思決定があれば、私は存在しなかったはずだ。

 妊娠を望まないのであれば最低限避妊に取り組むこと、避妊をするのに(今の日本では)それなりにお金がかかること、避妊していても性行為によって妊娠する可能性は0ではないこと、中絶するためには身体的にも経済的にも大きな負担を伴うこと。そういう大事なことを一緒に理解したうえでパートナーシップを相手と考える必要があるし、それができないパートナーはパートナーと呼べないと思っている。
 対等な立場で話し合い、お互いに性行為のその先のことを考え、二人にとってベストな関係性を自分たちの意思で決めていく。私の出生を肯定することはそれらのパートナーシップを否定することと同じこと。私が理想とするパートナーシップの在り方を否定することとイコールなのだ。
 けれどこうして産まれてしまったからには、私の人生を無駄にしたくない。産まれたことを否定することと、生きることを肯定することは、一見矛盾しているように思えるが、それらは全く別々の考え方で、どちらも同時に成立するものだと思う。
 だから私は誰よりも私が生きることを肯定し、一生懸命生きて、死ぬ前にその生きた証を残したい。そしてそれが少しでも誰かのヒントになったり、希望になったり、新たな発見になるなら、それが一番冥利に尽きるのだ。

 これまでの人生、 親からの影響も育った環境からの影響も、そりゃあ多すぎるくらい受けているけれど、それが全てではないよって私と似たような境遇の人たちに伝えたい。
 世界はどこまでも広くて、世界について知れば知るほど自分が今おかれている環境が世界のほんの一部なんだと気付けるし、親や環境や社会からの影響だけじゃない、いろんな考えの人たちや様々な学問、文化からの刺激、影響っていうのも自分自身を作ってくれるんだよって伝えたい。
 この世界のことをたくさん知ってほしいし、あなたのことを心から大切に想っている人が必ずいることも知ってほしい。少なくとも私は、すべての子どもたちを愛しているし、無条件で守りたい、大切にしたいと思っている。だから何か自分にできることで子どもたちに貢献したい、支援したいと思って今の仕事に携わっているし、血の繋がりだとか年月をかけた人間関係だけが素晴らしいものではないと知っているからこそ、人間関係においてはその都度相手との関係性を丁寧に捉えたいと思っている。

 それから、自伝を通して「母親神話」みたいな根強い幻想も打ち砕きたいという気持ちがある。
 私は母親の顔を知らずに育ったけれど、今こうして一応人並みに生活して前向きに生きている。自分を産んだ実の母親がいなくたって生きてこられた私からすると、母親なら当然○○とか母親にしかできない○○みたいなものは無いんじゃないかと思うのだ。あと女性なら自然と母親になれる、みたいな「母性神話」も壊したい。どんなセクシュアリティの人だって子育てに誠実に向き合ってきちんと学べば子どもは育てられるし、母親と父親がいる家族の形が必ずしも正解ではない。そもそも今の日本は母親とか家族とかいう概念が理想化されすぎていて窮屈に思う。

 乳幼児期には信頼できる大人への愛着を形成すことが大事だ、というのは子どもについて学べばすぐにでも知れるだろう。私は自分の育った環境によって愛着の形成が(たぶん)できなかったし、(たぶん)それゆえに人間関係に対して警戒心を持つようになった。
 けれどそれはそれで一つの個性なのかなと自分では思っている。警戒心のおかげで人間関係のトラブルは最小限になったし、性被害に合うこともなかった。結局何が言いたいかと言うと、それが全てではない、ということだ。
  海外の調査では、母親が主たる養育者であっても赤ちゃんの約4割に健全な愛着形成が確認できないことが分かっている、という報告もあるし、この国では健全な愛着を形成して育った人の方がむしろレアなのでは…?とすら思う。家庭環境に全く問題がなく、両親からたっぷり愛情を受けて何不自由なく育ちました!と胸を張って言える大人が今どれだけいるだろうか?
 子育ては本当に難しいし正解もないし、だからこそその子との関係性をしっかり見つめていく必要があるのだなと常々痛感します。
 はぁ〜〜〜〜難しい!こんな難しいことを常日頃向き合っている保護者の皆さん保育者の皆さん本当に本当に尊敬します…………微力ながら私も社会の一員として包括的に子育てに参加していきたいと思っております。

 後半結局真面目な話になってしまったが、一番言いたかったのは夢を持つことは素敵なことだということです。
 私は「誰にでも夢はある!」と歌うあの歌が大好きだし、どんな人も夢を持って生きてほしいし、もっと言えば夢が持てる社会になってほしいと願っている。

 占いをしていてよく感じるのは、イメージは必ず現実化するものだということ。引き寄せの法則、なんて言葉も聞かれるが、あながち間違いではないと思っている。ポジティブなイメージをしているとポジティブな現実が表れるし、ネガティブなイメージをしているとネガティブな現実が表れるものだ。それは深層心理が無意識に自分自身をコントロールしているからだと私は思うし、逆に言えばそれを知って利用すれば今日この日から幸せになれる、とも思う。でもそのためのポジティブな要素が今の社会に少ないと感じる。夢を見る時間も余裕もなく、毎日生活していくだけで精一杯な人が多いように思う。

 目の前の事柄に善悪や損得といった価値観を付与するのは、過去の自分でも未来の自分でもなく今の自分だ。これはアドラー心理学の目的論だが、自分の目的のためにそれをポジティブに捉えたり、逆にネガティブに捉えたりしているのだと。
 私はこの考え方をするようになってからは、今の自分の意思で意思決定をし続けている。だから私の出生を否定することは今の私の意思であり、未来の私がどうするかは未来の私が決めることだ。
 未来がどうなるかはわからないけれど、私は私の理想を追い求めてこれからも生きていきたいと改めて決意したのだった。

 私が出す本の題名のつもりでこの記事のタイトルを決めたがあまりにもネーミングセンスが無さすぎてラノベみたいになっているので、何か良い案がありましたら助言して頂けると嬉しいです各位…!