STARTING OVER
高橋優のライブに行って来ました。
高橋優 全国LIVE TOUR 2018-2019「STARTING OVER」横浜アリーナ公演。
今回で、優さんのライブはフェスやFC限も含めてなんと15回目でした。私そんなに行ってたのか~~と数えながら感慨深くなりました。
約一年ぶりだったけれど、す~~っごく久しぶりな感覚でした。この一年間は私にとって濃い一年だったし、私自身の変化が大きかったこともあり、私にとっての優さんの価値観も以前とは異なるものになっていて、ある意味では新鮮でもありました。
一曲目は、ズドンと音が雷のように落ちて始まったルポルタージュ。一曲目からゴリゴリのバンド曲で瞬時に会場を"高橋優ライブ"の空気に。がしっと心を掴まれた。最高だ。
二曲目、ニューアルバムを聴いて一番ハマった大本命ストローマン。あの、本当もう、生で聴けて最っっっ高でした………超~~ロック。ここまでで既にチケット代が実質タダになった。
三曲目に定番の太陽と花。あのイントロでゾワゾワっと高橋優ファンの血が騒ぎだし、赤い照明で完全に高橋優色に染まる気がする。正直何度も聴きすぎてお腹いっぱいではあるけれど、高橋優だなぁ~~!と改めて感じた曲だった。
MCでバンドメンバー紹介。オッハー!と横浜出身の香取慎吾さん(慎吾ママ)のマネをするバンメンさんたち。オッハー!知らなくて変な風になっちゃった池窪さん。やり直すもののやっぱりうまくできない池窪さん。控えめに言ってもかわいすぎる。
ニューアルバム、そしてこのツアーの表題にもなっている「STARTING OVER」について優さんが想いを語る。いつだって今この時が何度でも再出発できる夢のスタート地点という意味でつけたそう。
四曲目はアルバムの一曲目に収録されていた美しい鳥。悲しい曲でもないし、泣ける曲じゃないのに、気づいたら涙がこぼれていた。アルバムを聴いていた時に泣いたことなんて無かったから自分でもびっくりした。メロディが美しくて、優さんの歌が心にじわりと染みてきて、あぁ、感動して泣いているんだって気づいた。虚無感で凍りついていた感情が溶けだして、涙が流れたのだと。
その後はaquarium、 STARTING OVERと続いて高橋優節全開フルスロットル。これぞ高橋優だなと。羅針盤もまた聴けて良かった。去年のツアーの時とはまた違った気持ちで聴けた。
そしてMCでエゴサの話~からのいいひと!優さんのそういうところが大好きだなぁとやっぱり思いました。歌い方かわいかった。照明が暗くなったところで真顔でヒヒヒッて言う優さん本当そういうところです(大好き)
続いてシンプル、キャッチボール。心に沁みます沁みます。戦闘体勢でがちがちの武装をほどいてくれる優しい歌です。キャッチボールは曲中ずっと泣いてた。ボロボロ涙が止まらなかった。
後半は象とこどものうたが楽しすぎた。これこそライブじゃなきゃ体感できない醍醐味だなぁと。歌に熱くなりすぎて優さんがどんなんだったか記憶にない。
アンコールが終わったあと、会場にいる全員ひとりひとりに届けるように時間をかけて丁寧に挨拶していた姿が印象的だった。やっぱり彼は"いいひと"だと思った。たくさんの人に愛される優しくてかっこいい、私が尊敬する真っ直ぐな人に変わりなかった。
これまで何度も何度も経験してきた優さんのライブ。代わり映えしないセトリの構成や常連曲に辟易しているのは否めないが、それでも、ライブに行くとまたこの場所に戻って来たいと思ってしまう。きっとこれからもそうなんだろう。
優さんを好きになって4年。飽き性の私がこんなに長く、同じアーティストを見ているというのは本当に優さんしかいない。
彼が何よりも一番で、好きで好きでたまらなかった時とは異なるベクトルではあるが、やっぱりまだ好きなのだ。
他に好きなものがたくさんあるし、日常的に優さんの話をすることがほとんど無くなった。彼の楽曲や彼自身に良くも悪くも執着しなくなった。それがかえって私の気持ちを楽にさせた気がする。私にとって心地の良い距離感で好きでいられる今が一番楽だなと感じている。
ライブが終わったあと、帰り道で友人にも話したことだが、これから先の人生にもたぶん私の身近なところに優さんの歌は存在していて、万が一彼が歌わなくなったとしても、彼の歌は私の中にずっと存在し続けて、私が死ぬときまで彼の歌と一緒に生きていくんだなぁと思った。
優さんの歌を常日頃から聴いているわけではなくなった。優さんの歌を聴かなくても幸せで楽しい時間が増えた。けれども、つらい時やどうしようもなくなった時、私が最終的にたどり着くのはいつだって優さんの歌だ。優さんの歌がどん底でも救ってくれると知っているから、私は安心して日々を過ごせるような気がするのだ。
4年前。優さんを好きになったばかりの当時の私は、もっともっと優さんのライブに行きたくてうずうずしていたし、もっともっと深くまで優さんの歌を自分の中に染み込ませたかった。早く初心者マークを取りたかったし優さんのライブに来慣れた中堅ファンみたくなりたかった。
あぁ、あの時の私よ。焦らなくても大丈夫だったよ。 初々しかった20歳の私も気がつけば24歳になり、4年かけてあの時すぐにでもなりたかった姿にいつの間にかなっていたよ。 アンコールのロードムービーを聴きながら、私もここまできたか、としみじみと感じた。
私は今、優さんのファンなのかというとそうでもない気もする。けれど、私の人生を語る上で決して欠かせない存在であることは間違いない。これまでも、これからも。
楽しい時間を本当にありがとうございました。また、会いに行きます。