絶頂は今

好奇心と探究心。

セルフカラー

 夜、布団に入って考え出すと頭の中で言葉やイメージがぐるぐると駆け回って一向に眠れない質である。

 昨晩も、直前に見たアニメが衝撃的で、そのことについてああだこうだ自分なりに考察していたら時計の針は3時を示していた。
 そういうわけで寝不足だった今日の私は気づけば力尽き、日付を跨いだ頃に目が覚め、また就寝しないまま3時を過ぎてしまったのだ。
 中途半端に眠ってしまったせいで全然眠くない。ならばもういっそこのまま朝を迎えてしまおうか。そう思って今このブログを書いている。


 今日(正確には昨日だが、感覚的にはまだ今日なのだ)は人生で初めてセルフカラーをした。
 自分で言うのもなんだが、私は比較的冒険しないタイプの学生時代を過ごしていた。
 初めて髪の毛を染めたのも22の時だったし、未だにピアスホールは開けていない。"真面目ちゃん"でいる方がクールで素敵だと思っていたのだ。先生に注意されるようなバカみたいにふざけている同級生たちを斜に構えて見ていて、あの人たちとは同類じゃないと思っていた。黒髪ロングのメガネ少女。それが学生時代の私だった。
 そんな私だが、ここのところそういうこだわりを打ち砕きたい気持ちに駆られている。木星が射手座に入った影響か、個人的なジュピターリターンの影響か、その両方か、とにかく今の私は冒険心に満ち溢れている。何か自分の固定概念をガラッと変えたい。そんな気持ちでいっぱいになったのだ。

 2年前に染めた髪の毛たちは度重なるヘアカットでほとんどサヨナラしてしまった。今ある髪の毛たちは、正真正銘私の地毛たちだ。
 2年前の人生初カラーはお洒落な友人(金星てんびんさん)に紹介してもらって染めた。美的センス抜群な友人のおかげで大満足な結果だったのだが、めんどくさがりやの私はそれを継続するやる気がおきず結局その後は地元の1000円カットで髪の毛が伸びては切っての繰り返しになった。
 そして今、2年ぶりに染めたくなった。だけどもまた美容院に行く勇気はまだない。ならばとりあえずセルフカラーにチャレンジしてみよう!かくして私は人生初のセルフカラーに挑んだのである。

 初めてのセルフカラーは、結果的になんとも言えない仕上がりになった。泡でくしゅくしゅする、初心者向けのものでやってみたが、パッとみたかんじあまり変化がない。光に当ててよく見れば染まっているような気もしなくもない。結論はというと、やはりこういうのは美容院できちんとやってもらうのが一番なのだなと学んだ。
 そもそもなぜ美容院を敬遠したのかと言えば、私はあのキラキラした空間があまり得意ではないのだ。皆が美しくなりたくてやってくる場所。そしてそこで人々を美しくしてくれるプロのホームグラウンド。それがなんとも私には恐れ多く感じるのだ。席に座るやいなや「とりあえずちゃちゃっとやってくだせぇ!」というような美にあまりこだわりがない女なので場違いなんじゃないかと思ってしまう。
 おまけにメガネを外すと視界がボヤけて雑誌も読めないので施術中の暇つぶしは美容師さんとの会話がメインになってしまう。あの時間は私にとってかなりハードルが高いのだ。
 しかしやはりセルフカラーには限界があり、こういう場合はプロにお任せするのが一番良いのだと学んだので、冒険心があるうちにあの空間にリトライしようかと思う。

 今回のセルフカラーや先日のオーストラリア一人旅など、最近の私は「今までやったことのないことにチャレンジすること」にとても意欲的だ。そしてその結果は、私に新たな発見をもたらしてくれる。
 これまでの人生は保守的かつ受動的にに生きていたのも相まって、この未知への挑戦や知らなかったものを知れる喜びに言葉にできないエクスタシーを感じている。
 年始には、これまた人生初のボランティアに参加することが決まっている。今からとても楽しみでしかたがない。

 次は何をしようか。何にチャレンジしてみようか。何か面白そうなことはないか。今の私は常にそんなことばかり考えている。
 人生は一度きり。斜に構えていたらあっという間に人生が終わる。オードリー若林さんの教訓を胸に、後悔しない生き方をしていきたいものです。



 #nowplaying
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